今では自分でも普通に使っちゃってて、とっくに免疫ができてるから最近のことはよくわかんないんだけど、「〜でしょ?」って以前はあんまり関西の男の人は言わなかったと思う。基本的には男も女も「〜やろ?」って言う。
で、なんでその言い方が嫌いになったのかというと、当時の恋人がそれまでそんなしゃべり方をしてなかったはずなのに、急にでしょでしょ言い出したのね。
「なんやねん、こいつ。木村拓哉の影響か?」とか思ってたら、なんとそいつ、関東人と浮気してやんの。
その関東人のしゃべり方がうつってしまうほどのランデブーを重ねてきてやんの。
ああ、汚らわしい!
そりゃもう乙女のわたしは傷つきましたよ。
殺してやろうと思いましたね。
で、密かに殺害計画を練り、いざ実行に移そうと思った矢先、そいつ、勝手に死んでやんの。
ちょっ、ちょっと待ってよ、命ってのはあんたのものじゃなくて、愛する人のものなんだよ?
つまり、あんたの命はあたしのものなの、勝手に死んでんじゃないわよ、ばかっ!
私がいくら泣き叫んで阻止しようとしても、貴方の体はあっという間に荼毘に付され、骨だけになってしまいました。
私は貴方の魂も肉体も奪われてしまいました。
人は自分自身のために生きているのではありません。愛する人のためだけに、その命は存在するのです。
所有者を失った私の魂は、ふわふわふわふわしています。
行くあてもなく、ふわふわふわふわしています。
後追い自殺というものは、ある意味では最も美しい究極の愛の形だと私は思っています。
でも、私は死ぬわけにはいかないのです。私が想像していたよりも、死は壮絶で残酷でみじめなものでした。
それに、幸か不幸か、私のことを必要としている人がいるのです。
その人達のために、私はこれからも生きていかなければなりません。たとえ、そこに愛がなくても。
貴方の魂は、今も私とともにあります。
そんなふうに思えたら、どんなに素敵なことでしょう。
でも、実際には私がどれほど呼びかけても貴方はそれに答えてはくれません。
貴方は此処にはいないのです。
いえ、それで構いません。
貴方は私のために沢山の思い出を残してくれました。
今はまだ振り返ることはできませんが、貴方が私を愛してくれたという事実こそが、これからの私の生きる糧となるのです。
いつか約束したとおり、私はずっと貴方を愛し続けます。
そう、愛は永遠です。
なんちって!


